ニュースレター(7)[坂路接骨院]東岩槻駅徒歩5分

坂路接骨院

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ゆい通信007号

歩くと骨は強くなる  似顔絵(孝夫).jpg

 今回は私たちの体を支えている骨についてお話しします。
 このニュースレターをお読みの方でも骨粗鬆症(こつそしょうしょう)のお薬を飲んでいる方も多いと思います。年を重ねますとこれは誰もがそうなりますが、骨の密度が低下します。骨を構成している柱が少しずつ少なくなり、まばらになる現象を言います。この現象は避けることが出来ませんが少しでもその傾向を遅くすることは可能です。お薬も大事ですが、骨を強くするには歩くことがさらに大切です。


骨に圧力が加わるイラスト皆さんも日本人宇宙飛行士が活躍されているのを見聞きしていると思います。長期間宇宙に滞在して地球に帰ると、しばらく歩くことが出来ません。もちろん筋肉の低下もありますが、それ以上に骨がもろくなっています。その最大の原因は無重力の中で生活したことにあります。体がいつも浮いた状態で、骨に力がかかっていません。ここがポイントです。人間の骨は力がかからないと骨がもろくなります。毎日何気なく立って歩いていることが実は骨を強くしているのです。
 なぜ歩くと骨は強くなるのでしょうか。歩くということは骨に垂直方向に力がかかります。すると骨の中に熱が生じます。圧力が加わると熱が出るのは、スケート選手を見るとよくわかります。スケート靴のエッジで氷に圧力がかかり、熱が出て氷を溶かすため、スイスイ滑ることが出来ます。骨の中に発生した熱は体温上昇を起こすため体にはよくありません。そこで体は分子量の大きいカルシウム分子とこの熱を置き換えて対処します。結果として骨の中にカルシウムが残り、骨が強くなります。
熱とCaの置換.jpg何気ない日常生活の中でも体は必要な働きを着々とこなしている事に驚きを隠せません。すごいですね。付け加えて申しますと食物の中にイオンの形でカルシウムを多く含んでいるものがあります。代表的なものが わかめ・昆布・ひじき などの海藻類です。ぜひ毎日少しずつでいいですので継続して摂取してください。味噌汁に「〇〇のわかめちゃん」を入れたり、常備菜としてのひじきの煮付けなどいいですね。昆布の佃煮など箸休めに少しずつ食べるのもいいです。工夫して少しずつ毎日食べることをお勧めします。そしてこのことをぜひ皆さんの子供や孫さんに伝えてください。家訓として代々伝えられたら最高ですね。日本人みんなが丈夫になるのではないでしょうか。


*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて8年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。

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