ニュースレター(9)[坂路接骨院]東岩槻駅徒歩5分

坂路接骨院

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ゆい通信009号

姿勢は大切        似顔絵(孝夫).jpg

 今回は姿勢のお話をします。小さい頃父からよく言われました。「姿勢が悪い。」当時はうるさいなと思うばかりでしたが、自分が健康に関わる仕事をしている現在、この言葉の重みを感じています。正しい姿勢の時に体の仕組みはうまく働きます。正しい姿勢が維持されると、背骨から出ている神経も正常に動き始めます。背骨の中にはとても大事な神経が通っています。体の動きや感覚をつかさどる「体性神経」と前回お話しした「自律神経」です。この2つの神経群が体の調和を保っていると言っても過言ではありません。姿勢を正すことは人間が人間らしく生きるために必要最小限の行動のひとつです。不良姿勢イラスト
 エコノミークラス症候群という病名をお聞きになった方も多いと思います。サッカーの高原選手がこの病気になりニュースとなりましたこれは国際線など長時間、エコノミークラスなど狭い椅子に座り続けるとなりやすいゆえ、この名称が付けられました。正確な病名は肺動脈血栓塞栓症(はいどうみゃくけっせんそくせんしょう)です。座ったままでいると尾骨のところが圧迫され、下肢への血液の流れが停滞し、さらに水分不足などにより血液がどろどろとなり、血のかたまり(血栓)ができます。目的地に到着した時にその血のかたまりが静脈の血管を通り、肺に飛び、肺の血管を詰まらせ、呼吸困難、意識消失、最悪の場合死に至る場合もあります。
 戦後、日本ではこの病気が急速に増加しました。これは戦前の正座の生活から椅子の生活への転換がひとつの原因と考えられています。正座の時は尾骨は浮いており決して圧迫しません。日本独自のすばらしい座り方です。椅子も姿勢よく座っていればよいのですが、どうしても腰が前にずれ、おしりの尾骨を圧迫する姿勢になります。これにより下肢への血流が低下してエコノミークラス症候群を引き起こす状態になります。長い時間の映画鑑賞や観劇なども同様の症状を起こす原因となります。さらには学校での体育座り、板の間での足を前に出した座り方など尾骨を圧迫する姿勢は生活の随所に見受けられます。座板写真
 日常生活において、ぜひとも尾骨を圧迫しない生活をしてください。毎日のことですので積み重なると日常生活においてもエコノミークラス症候群は起こりえます。当接骨院の待合室の椅子には尾骨に力が加わらないような座板が用意してあります。ぜひ試してください。


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*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて8年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。

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