ニュースレター(15)[坂路接骨院]東岩槻駅徒歩5分

坂路接骨院

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ゆい通信015号

自律神経の調整(じりつしんけいのちょうせい)似顔絵(孝夫).jpg

 以前に自律神経のお話をしました。自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあり、それぞれ反対の働きをしており、人間の意識しないレベルで体内部のバランスを整え、支えています。

この忙しい現代に生きる人々は、とかく交感神経優位になるというお話もしました。その原因のひとつに過剰なストレスがあげられます。この交感神経優位の状態が続くと病気になりやすいと言われています。ではどのようにして我々は病気から身を守ることができるのでしょうか。交感神経優位の方は副交感神経を高め、交感神経とのバランスをとればよいのです。

 ではどのようにして副交感神経を高めることができるのでしょう。それはまず呼吸です。せわしく立ち働いている時、人は大変浅い呼吸をしています。自分でも経験があります。忙しい時、はっと我に帰り、ずいぶん浅い呼吸だなと自覚した時がありました。このような時に有効なのが、息を吸った後、できるだけゆっくりとかつ長く息を吐くことです。これはインドのヨガの呼吸法に通じるところがあります。それを2~3回繰り返すと驚くほど心が落ち着いてきます。ぜひとも試してください。

 ゆっくり長く息を吐くことが肝要です。この動作を支えるのが腹筋や背中の筋肉です。細かい手仕事や物書きをする時、手元がぶれないように自動的に、瞬時に左右の肩甲骨が背骨に近づくように固定されます。この働きをするのが肩甲骨の間にある菱形筋です。夕方背中が硬く固まったように感じるのはこの筋肉の使いすぎによるこわばりです。この筋肉は実は呼吸の補助筋でもあります。この筋肉がうまく動かないと呼吸もうまくできなくなるわけです。ではどうしたらよいでしょう。結論を言いますと、肩を動かすことです。肩をどのように動かしても結構です。とにかく動かすことです。肩を動かすと頚から背中にかけての筋肉が連動して動き始めます。筋肉の収縮により血流が回復し、十分な酸素と栄養分が供給され、固くなった筋肉が回復します。デスクワークを続け、疲れると皆さん手を上げ、体をそらし、あくびをする運動が自然に出ますね。まさにこの運動です。

 肩の関節は体の中でもっとも動く関節ですから、動かさないとすぐに動かなくなってしまいます。日常生活の中でぜひとも肩の関節を動かせる運動を心がけてください。このことが呼吸を楽にし、結果的には副交感神経をアップさせることにつながります。休まずたゆまず続けていきましょう。もちろん毎日の歩行は言わずもがなです。しっかり歩行に努めましょう。



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*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて8年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。

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