ニュースレター(14)[坂路接骨院]東岩槻駅徒歩5分

坂路接骨院

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ゆい通信014号

仙腸関節(せんちょうかんせつ)のお話3似顔絵(孝夫).jpg

 仙腸関節の名前は覚えていただけましたか。本当に大切な関節です。左右の関節面の動きにばらつきがあると、体の調子も狂ってきます。
 私の尊敬する熊本在住の吉田勧持先生の著書によりますと、左右いずれかの関節面の動き(潤滑性)が悪いことにより特有の疾患にかかる可能性が高くなるといわれています。私の経験に照らしましても納得するものです。まず左側の仙腸関節の動きが悪い場合には、腎・泌尿器疾患、糖尿病、低血圧、婦人科系疾患(生理痛、冷えなど)になる可能性が高くなり、右側の場合は、心疾患、高血圧、呼吸器疾患、になる可能性が高くなります。両側の場合は喘息です。これらは必ずそうなるというのではなく、仙腸関節の潤滑性が長期間損なわれるとこのような疾患にかかりやすくなるよ、ということです。
 昔は今のように病院や接骨院はありませんでした。そのような状況の中にあっても、人類は生き延びて今日まで命をつないでいます。人間を造られた方は、仙腸関節の左右の潤滑性のばらつきを修正する方法を、実は人類に備えていました。これを聞くとほっとしますよね。ではその方法とは何でしょうか。歩くことです。また結論は同じだと言われる方がおられると思います。でも事実そうなのです。歩くことにより、左右のバランスが改善され、疾患を回避された方も多数おられます。
 現代人の最も欠落したところは、その生活から「歩行」が排除されたことだと思います。かつての人類で誰が座ったままで移動できたり、電話一本で全国の産物が手に入ることが想像できたでしょうか。かつては少ない食料と過重労働のゆえに人間の寿命は短い時がありました。それを何とか改善しようと荷車を考案し、自動車まで生み出しました。確かに便利になりましたが、便利すぎ、かえって人間の健康をも脅かすようになりました。人間の持っている本来の健康を取り戻すには歩くことです。歩くことにより、体の中に備えられている調整機能を存分に働かせ、健康を取り戻してください。
 1日にできれば1回、30分を超えて40分ぐらいの歩行を勧めてきました。今回はさらに、左の仙腸関節の動きが悪い方は、ぜひ歩行の際、左回りに歩いてください。短期間では影響は無いでしょう。でも半年1年を過ぎますと変化が出てきます。もちろん右の仙腸関節の動きの悪い方は右回りです。こう説明しましたところ、ずーっと左回りですと、家に帰れなくなります、と言われた方がかつてありました。多少守れなくても結構です。大筋の話ですのでお間違え無くお願いいたします。


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*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて8年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。

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