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ゆい通信016号

遺伝子組み換え作物 似顔絵(孝夫).jpg

 遺伝子組み換え作物、あるいは食品については、必ず誰もが聞いている言葉です。でもそれがどんなものであり、現在どのように流通しているのかについてははっきりとはわからないのが現状ではないでしょうか。実は私もそうでした。
遺伝子組み換え(英語でGenetically Modifiedといいますので今後「GM」と略します)作物は、 1996年(平成8年)米国で商業栽培が開始されました。当初は素晴らしいうたい文句で開始されたのです。GMは伝統的な品種改良の延長であるため安全な技術であること。除草剤や害虫に強い作物であるゆえ、除草剤や殺虫剤をほとんど使用しないで済む。それゆえ、栽培を管理する手間が大幅に省け、かつ収穫量が増えるので農家は大きな利益を得ることができるなど、多くの人の期待を担い始められましたが、そうは問屋が卸しませんでした。
 GM作物の一例をあげますと、モンサント社のトウモロコシ。遺伝子組み換え操作により農薬の「ラウンドアップ」に抵抗性のある、つまり強く負けない種を作ります。そして栽培農家にはGMの種とラウンドアップを組まして販売します。農薬により雑草や虫は寄り付かず、トウモロコシのみが成長でき、多くの収穫ができるというわけです。最初のうちはこの栽培方法により大変な利益を農家にもたらしていましたが、年月が経つにつれ、雑草や虫に耐性ができ農薬が効かなくなってきました。それゆえ収穫量も減少する農家も出てきました。そこでモンサント社は従来の除草剤耐性と害虫抵抗性のため3~4種の遺伝子の組み換えをさらに増やし、新製品では8種の遺伝子組み換えを行っているとのことです。
 遺伝子組み換えは作物のDNAの中の遺伝子の組み換えであり、本来遺伝子は高度に構造化されて配置されており、各遺伝子が集合体として相互に影響しあって機能している、非常に精密な仕組みを持ったものです。これを人為的に組み換えるわけですから、当然遺伝子機能に破たんを起こしたり、あるいは突然変異を起こしたりするわけです。遺伝子組み換えによる食品を食べると、健康に影響を及ぼすことは当然考えられるわけです。
 現在の日本では、トウモロコシ、大豆、ナタネ、綿など8種190品目のGM食品やGM飼料用原料が承認され、流通しています。その表示もEUヨーロッパに比べ規定が緩やかです。EUでは0.9%以上GM原料が使われている食品は表示が義務付けられていますが、日本ではそれが5%です。知らないうちに食べていたというのが現在日本に住む我々の現状です。どのようにしてGM食品を見分け、食べないようにしていくかが今後の課題です。





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*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。この通信が一人一人を結びつけ、健康な毎日を送っていただく手助けになればと思い名付けました。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。山梨大学で精密工学を専攻し卒後、日本製鋼所にて8年半にわたり石油精製所の脱硫塔の設計をするという異色の経歴を持つ。坂路接骨院初代院長である父の影響を受け、柔道整復師・診療放射線技師の資格を取得。父の医療、患者様への熱意と技術を受け継ぎ、坂路接骨院院長となる。「一人一人のニーズに応じた医療を行いたい」という思いを胸に人々が健康で幸せに暮らせる医療を目指し日々邁進している。

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